kyashというプリペイドカードをご存知ですか?最近ちょこちょこネットでも噂になっている新しい決済サービスですが、このkyashがすごいようなので実際に申し込みをして検証してみることにしました。
すると、クレジットカード⇒kyashという流れを組むだけで+1%の還元が受けられちゃう最強にお得なカードであることが分かったので、ご紹介していきたいと思います。
目次
kyashとは?
kyashは株式会社Kyashという会社が運営している決済サービスです。
kyashは、スマホからすぐに作れるVisaカードとなってます。スマホアプリを落とし登録をするだけでVisaのバーチャルカードが発行されます。もちろん申し込みをすればリアルカードも発行することができます。リアルカードとバーチャルカードの違いは後ほど紹介します。
kyashの決済方式は、クレジットカードのように後払い方式ではなく、プリペイドカードのように前払いでチャージ方式となっています。
使い方は簡単で、クレジットカードと同じように番号があるので、ネットの決済画面で番号の入力したり、店頭でリアルカードを見せれば使えます。
※Visaブランドが付いているので、Visaのクレジットカードと同じように使えるイメージを持ってください。
さらにkyashは、送金や請求機能があるので、割り勘や、コーヒー代、旅費の立替えなどにもつかえます。LINE Payと似てると感じてます。
スペックからメリット、使い方などを細かく紹介していきますので、どうぞお付き合いください。
kyashのスペック
kyashのスペックはこんな感じです。
券種名 | kyash |
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | Visaのみ |
ポイント還元 | 1%還元(2019年10月~) |
電子マネー | QUICPay+(Androidのみ) |
追加カード | なし |
支払日 | 即時支払(残高から支払い) |
海外旅行保険 | 付帯なし |
国内旅行保険 | 付帯なし |
ショッピング保険 | 付帯なし |
会員特典 | 決済ごとに1%還元! |
入会特典 | なし |
基本的にクレジットカードではないので、保険系や追加カード系は一切ありません。また、年会費や決済の手数料は一切かかりません。ノーリスクです。万が一リアルカードを落としてもスマホからロックできるので安心です。正直、クレジットカードを持っているよりもいいかもしれません。
メリット
私が考えるメリットはこの4つです。
- 審査がなく誰でも持てるVisaカード
- 1%のキャッシュバックがある
- 組み合わせ次第では2%以上も可能
- 支払いをまとめて一括管理できる
審査がなく誰でも持てるVisaカード
まず、kyashはクレジットカードではありません。なので、クレジットカードにあるような入会審査はありません。登録すれば誰でも持つことができるVisaカードです。
クレジットカードではないですが、Visaブランドが付いているためVisaの加盟店では使えます。ネットのサービスでも利用できるのでこれまでクレジットカードの審査に通らず持てなかった方でも持つことができるカードなんです。
1%のポイント還元がある
決済の度に1%のポイント還元が受けられるのが大きなメリットです。
kyashの利用で受けられる還元は、リアルカードなら100円に対して1ポイントの1%分の還元、バーチャルカードのみなら、200円で1ポイントの0.5%還元です。
還元方法は、kyashポイントという独自のポイントとなり、kyash残高へその場でチャージして使うことになります。
ただし、QUICPayの利用は、還元がありませんので注意が必要です。
組み合わせ次第では2%以上の還元も可能
kyashはクレジットカードやスマホ決済などと組み合わせると通常の1%に加えて、クレジットカードの利用ポイントや、スマホ決済の利用ポイントが貯まり、合計で2%以上の還元を受けることも可能なのです。これはかなりすごいですね。
- クレカと合わせて二重取りが
- クレカとスマホ決済を合わせて三重取り
例えば、楽天カードで1万円チャージしたkyashを利用をしたとしましょう。そうすると以下の還元があります。
楽天スーパーポイント100ポイントの獲得(1%還元)
Kyashポイントが100ポイント(1%還元)
楽天カードをkyashにチャージした段階で楽天カードの利用をしたことになり、1%分の楽天カード利用ポイントが貰えます。
そして、kyashを利用すると1%の還元が受けられるので、合計2%還元となるのです。もちろん、2%の内訳は、クレジットカードの利用で貯まるポイント分と、kyashのポイントの2つの合計となりますが、kyashへチャージして使うだけで普通のカード決済に比べて+1%もお得になるのは嬉しいですよね。
さらに、スマホ決済を絡めれば2.5%以上の還元が実現できますよ。楽天カード、楽天ペイを例に出してみます。
楽天ペイでは利用をすると200円に付き1ポイントもらえます。0.5%還元です。楽天ペイの支払い方法をkyashにすることも可能になっているので、先ほど紹介した方法でkyashをチャージして、kyashを設定した楽天ペイで支払いをすると合計で2.5%の還元が得られるわけなんです。
kyash:1%還元
楽天ペイ:0.5%還元
もちろん、kyashは他にもOrigami Payと組み合わせることができます。Origami Payはキャンペーンで常時3%割引(還元)を受けることができるので、組み合わせると合計で5%の還元にもなっちゃいます!

支払いをまとめて一括管理できる
これが意外と便利なんです。普通、クレジットカードの登録をいろんなサービスでしていると、そのクレジットカードを変更したくなったら全てのサービスで変更しなければならないですよね。
kyashの場合はkyash自体を登録しておくだけなので、kyashにチャージするクレジットカードを変えても全てのサービスでクレジットカード情報を変えなくてもいいのです。
なので、kyashで決済をまとめると、クレジットカードを変えたい場合にとっても楽なんですよ。
kyashをかませる場合、クレジットカードからチャージした時点でクレジットカードの利用となるので普通にポイントも貯まりますし、クレジットカードの利用履歴「クレヒス」の育成にもなりますよ。
ただ、当然ですが、楽天カードなど別のクレジットカードからチャージすると、クレジットカードの明細上では、すべてKyashチャージとなってしまい、詳細確認が取れないのは多少デメリットとして感じる部分かと思います。
kyashの種類
kyashは先程も紹介しましたが、バーチャルカードとリアルカードの2種類が存在しています。どちらか好きな方で登録をすれば使うことができます。
バーチャルカード
バーチャルカードはスマホからアプリをダウンロードして登録を行うだけですぐに使えます。登録は1分ほどで完了します。メールアドレスと携帯電話番号だけで、すぐ使えるバーチャルカードがアプリ内で発行できるのです。バーチャルカードはネットでの支払いに利用できますが、リアル店舗での利用はできません。
リアルカード(実店舗でも使える!)
リアルカードは、バーチャルカードと違い、クレジットカードのようにプラスチックのカードが発行され、そのカードを持って決済するので、リアル店舗でも利用ができます。(Visa加盟店で)
また、バーチャルカードでは必須だった、本人確認が不要です。リアルカードはパソコン・スマホで簡単に申し込みができますが、手元に届くまで利用ができないのでバーチャルカードと比べて少しヤキモキします。私の場合、3週間〜1ヶ月ほどかかりました。
利用限度額の違いと、メリットデメリットをまとめてみました。
限度額 | バーチャルカード | リアルカード |
24時間あたり | 3万円まで | 5万円まで |
1回あたり | 3万円まで | 5万円まで |
1ヶ月あたり | 12万円まで | 12万円まで |
限度額についてはどちらも12万円までとなっていますが、1回あたりと24時間あたりの限度額が若干リアルカードのほうが多いです。
バーチャルカード | リアルカード | |
メリット | ・完全キャッシュレス ・登録したらすぐに使える | ・リアル店舗でも使える ・1回の利用限度額が多い(5万円) ・本人確認が不要 ・還元率が1% |
デメリット | ・使える場所がネットの支払いのみに ・1回の利用限度額が少ない(3万円) ・還元率が0.5% | ・キャッシュレスにはならない ・発行まで1ヶ月ほどかかることもある |
個人的には圧倒的にリアルカードがおすすめです。バーチャルカードはすぐに使えますが、使える場所がネット上にしかないので普段の生活には使えません。リアルカードであればコンビニ、スーパー、居酒屋、カフェなどでも使えるので普通にクレジットカードのように利用できますよ。
申込方法
kyashの申込方法は以下のようになっています。
申込手順(バーチャルカード)
- アプリをダウンロード
- 氏名、ユーザー名、メールアドレス、パスワードを設定
- 生まれた年を選択
- 電話番号を入力
- 電話番号に届いた番号を入力(SMS認証)
- バーチャルカードを選択
- バーチャルカードを発行
バーチャルカードはたったこれだけで、申込みは完了します。本当に簡易的でびっくりしました。アプリをダウンロードして、メールアドレスや電話番号を入力して簡単な登録を勧めていけばOKです。
アプリのインストールは以下から可能です。
申込みが完了したら次にチャージをします。チャージすれば使えますよ。
リアルカードへの切り替え方法(有効化)
ちなみにバーチャルカードを持っている場合、リアルカードを発行できたらリアルカードの有効化をすればリアルカードに切り替えをすることができます。
リアルカードの切替方法
- リアルカードを申し込み
- リアルカードが届く
- kyashアプリの右上をタップ
- リアルカードを選択
- リアルカードの有効化をタップ
- リアルカードのカード情報を入力
- カードの番号変更の確認
- 完了
上記のようにアプリから簡単に有効化が可能です。
ただ注意点として一つあるのは、バーチャルカードからリアルカードに切り替えを行う際に、カード番号がリアルカードの番号に変わります。ネットで登録していたりするものがあれば変更が必要になるので注意してください。
チャージ方法
Kyash残高には、以下4つの方法でチャージができます。
- クレジットカードでの自動チャージ
- コンビニチャージ
- セブン銀行ATMチャージ
- 銀行ATMチャージ
おすすめはクレジットカードチャージです。
クレジットカードを登録しておけば、仮にkyashの残高が不足していても、登録しているクレジットカードで即時にチャージされるので、買い物ができないことがないのです。
プリペイド方式ですがクレジットカードチャージを利用すれば実質的にクレジットカードの支払いと何ら変わりがないということなんです。また、先ほどメリットで紹介したような2%還元も実現できちゃいますよ!
私のおすすめは楽天カードです。楽天カードは年会費が一切かからないだけではなく、100円につき1ポイント貯まる高還元のクレジットカードですので、最低2%還元が得られるということになるわけなんですね。

利用の際の注意点
kyashの利用において注意点があります。それは、対象外のサービスがあるということです。
以下は対象外になるので注意しましょう。
対象外
- お買い物キャンセルとなった決済
- カード有効性チェックでの減算
- 前払式支払手段(第三者型)の購入、チャージ
- WAON/nanaco/楽天Edyなど
- モバイルSuicaアプリでの購入、チャージ(6,000円未満)
- Google PayによるモバイルSuicaアプリでの購入、チャージ(6,000円未満)
- 寄付の支払い
- 公共料金の支払い
- 各種税金、ふるさと納税のお支払い
- 年金の支払い
- Yahoo!公金支払い
- 金券、商品券や有価証券等の現金同等物の購入
以下は対象になるので安心してください。
対象
- Amazonギフト券
- PayPay
- Origami Pay
- モバイルSuicaアプリでの購入、チャージ(6,000円以上)
- Google PayによるモバイルSuicaアプリでの購入(6,000円以上)
- 楽天Pay
- PayPal
- Amazon
- モスカード
- スターバックス カード
- ドトールバリューカード
- Yahoo!ウォレット
また、ApplePayには登録できません。QUICPay+は対応しているので、GooglePayなら登録可能です。Androidの方はGooglePayに登録しておけばQUICPay+の加盟店でも使えますよ。
kyashを始めよう!
kyashはこの記事で紹介した通りすごいカードです。誰でも使えて誰にでも還元が受けられるところは本当にメリットでしかないですよ。kyashに支払いをまとめることでたくさんのクレジットカードの個性を活かすこともできるはずです。